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【レポート】ザ・ホテル青龍 京都清水(祇園エリアのグルメ探訪付き)「観光名所からゼロ距離でストレスレスな空間」 —ホテル体験レポート Vol.02

「次の良い仕事を創る」ためにも適度なリフレッシュは必要。

今回紹介するのは、京都にある「ザ・ホテル青龍 京都清水(以下、ホテル青龍)」。

ここは、西武ホールディングスの「プリンスホテルズ&リゾーツ」が運営するホテルのひとつ。かの有名なプリンスホテルの運営で培った技術とホスピタリティが凝縮されています。

実は、本ホテルを訪れるのは2回目。あまりにも気に入ってしまったため、ついおかわりしてしまい、今回は3日滞在しました。


01 移動:京都駅から車で約20分。清水道のど真ん中にあるためタクシーがオススメ

「ホテル青龍」は、清水寺へ続く松原通り(清水道)のど真ん中にあるため、早朝・深夜でない限り常に混雑しています。

なので、

  • 自家用車:人混みが凄いので慣れていないと通りづらい

  • 歩き:長く急な坂を登った先にあるので重い荷物を持って上がるのは辛い(私がアラフォーなのもあり)

という理由から、タクシー移動を断固オススメします。

その分、ホテルから一歩出ると観光名所エリアに入ることができるため、行きさえ我慢してしまえば、後は「観光天国」。ガヤガヤとした松原通りの脇道から数十メートルほど入ると、広々としたエントランスが迎えてくれました。

80余年におよび地域に愛されたかつての学び舎、元清水小学校にモダンな息吹をふき込み誕生したホテル。“京都で最も世界遺産・清水寺に近い”ヘリテージホテルとして、新たな時を刻みます。目の前にそびえる法観寺「八坂の塔」や京都の町並みを眺めながら、懐かしくも新しいここにしかない体験を。

ザ・ホテル青龍 京都清水
凛と構えた広大なエントランス

02 チェックイン〜室内へ:小学校をモダンに再構築した、どこか懐かしさを感じるノスタルジックな空間

エントランスから館内に向かう途中に出迎えてくれるのは、数十段にもおよぶ階段が圧巻の校舎入り口。80年以上に渡って地域に愛された元清水小学校を改築して作られたそう。

モダンなインテリアに囲まれつつも、どこか懐かしさを感じる不思議な感覚に包まれました。

郵便差出箱1号(丸型) と思われる鉄製の郵便ポストが中庭に残されている

受付でのチェックインを終えて、いよいよ客室へ向かう途中、校舎の廊下がそのまま生かされており、学生時代にタイムトラベルした感覚に陥ります(言い過ぎ)。

室内に入ると、京都を彷彿とさせる白×金ベースの高級感のあるインテリアに紫の差し色が馴染んだ空間に。写真は撮り忘れましたが自動開閉のカーテンも地味に嬉しい。

全体的に光の使い方が非常に上手いと思い、素人考えながら和モダンというよりもJapandi(ジャパンディ)寄りに感じました。

Japandi(ジャパンディ)
洗練された和と温かみのある北欧が合わさった、Japanese(日本)とScandinavian(北欧)をミックスしたインテリアスタイルのこと。私はインテリアの専門家ではないため確実性はないです。

窓からはエントランス近くの中庭が見渡せる

洗面台は横並びなので、恋人や家族と準備時間がかぶっても譲り合う必要もなし。

バスルームは床が広め。天井からシャワーが出てくるオーバーヘッドシャワーもあり

オプションの施設ですが、広々 & ゆったりなプライベートバスも3室あり、連泊する場合は1度利用してみてもいいかもしれません。

3メートル超の天井で広々とした空間。かなり快適だった

03 合間のちょっとしたお楽しみ:ゲストラウンジで作業をしたり、ルーフトップバーで五重塔を眺めたり……

何といってもお気に入りなのが広々としたゲストラウンジ。

ゆったりとしたソファや座り心地のいいレザー張りのソファに腰を掛けながら、スタッフさんの手ほどきを受けながら点てる抹茶やフルーツハーブティー、コーヒー、アルコールやソフトドリンクが飲み放題です。

加えて、サーモンとホタテのスモークやチーズの盛り合わせ、生ハムと鴨のパテ、ビーフジャーキー、ナッツなどの軽食や、フィナンシェや生八ツ橋などのスイーツ類も食べ放題でどれも美味しく、前回同様サーモンスモークを食べすぎてしまいました。

八坂の五重塔や庭園を眺めながら行う作業は超快適(これぞワーケーション)。他にもパソコンで作業している方が何名かいました。

宿泊中に何度も訪れたゲストラウンジ

夜になると、屋上のルーフトップバーからライトアップされた五重塔を酒の肴に今どきなカクテルをクイッと。南青山的で、都会的で、アーバンなインテリアに囲まれながらも周辺は歴史建造物という、なんとも形容しがたい空間は「ホテル青龍」ならではの感覚です。

室内のショットバーもリラックスできる。生チョコがオススメ

広々 & ゆったりなプライベートバスも3室あり、連泊する場合は1度利用してみてもいいかもしれません。

サクッと徒歩数分で清水寺にも行ける

04 そして、夕食へ。祇園を中心にTHE・京懐石とイタリアンを連日堪能する

夕食は連日祇園へ。

スイスの高級腕時計ブランド「HUBLOT(ウブロ)」などのハイブランドショップも祇園仕様にカスタマイズされていた

1件目. THE・祇園の懐石料理「祇園 みずおか」

祇園のど真ん中に店を構える「みずおか」さんでは、職人気質の料理長と人当たりの気さくな女将さんが出迎えてくれます。実は、去年も足を運んでおり、今回で2回目のリピート。

入り口近くの静かな個室と、接客を含めた居心地の良さと、抜群の京懐石にの味の良さにパートナー共々ハマってしまいました。

女将厳選の日本酒飲み比べ
前回行ったときも出てきた、定番の泡醤油は刺身をフワッと包み込む味わい

 

ちなみに、女将さんが綴られている「女将ナビ」は、祇園の状況も分かり、女将節が炸裂している独特の文章がツボってしまい、定期的にチェックしています(私はそこまで女将さんと打ち解けているわけではないです)。

店名:祇園 みずおか
アクセス:〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側570-119
Webサイト:https://www.g-mizuoka.com/

2件目. 花見小路の隠れ家イタリアン「マメトラ」

祇園の花見小路に連なった町家に店を構える、創作イタリアン。

実はこのお店、多くの飲食店やアパレル、ホテルなどライフスタイルに関わる事業を営む「際コーポレーション」が運営しているんです。その中には、「紅虎餃子房」や「万豚記」、「富士㐂」など、皆さんも一度は目にしたことがあるような有名店を数多く存在します(際コーポレーションの運営レストラン一覧)。

ただ、外観の出で立ちやインテリアはしっかりと祇園の街に溶け込んでいるため、独立した個人店かと目を疑ったものです。

ここの良さは、何と言っても「めちゃ早くて、めちゃ美味い!」 

塩加減が絶妙な焼きキャビア
爽やかな柑橘系の酸味と濃厚な本鮪の相性が素晴らしい、本鮪 金柑 ペコリーノロマーノ(チーズ)
イタリア産トリュフ スープ
イタリア産トリュフ スープ
近江牛モモ肉 プレザオラ(チーズ)
雲子(白子) 牡蠣 アヒージョ
ボルチーニ茸 パッパルデッレ(パスタ)
鮑 カラスミ
炭焼で香ばしく、柔らかい近江牛 フィレ イチボ

私もパートナーも食べるスピードがかなり早いのですが、1皿を食べ終わるのとほぼ同タイミングで次の料理が出てきました。それなのに、抜群の美味しさ。丁寧な仕込みや調理法から繰り出される料理と提供までのスピード感も相まって、「なんて我々の食事テンポに合うお店だ」と、非常に気に入りました。

かなりの数量のコースでしたが、全部で1時間前後ほどで完結しました。

席はカウンターだったのですが、目の前にいるオーナーシェフ(?)も話しかけ過ぎず、気まずさも感じさせず、の絶妙な距離感。ただ、全体的にせっかちな店なので、ゆったりまったり食べる方には向いていないかもしれません。

最後に「今までのお客さんの中で3番目に食べるのが早かったですね」と言われました(上には上がいるな……)。

次回訪れたときに記録が更新されているか、聞いてみたいと思います。

店名:イタリア料理 マメトラ
アクセス:京都府京都市東山区祇園町南側570-127
Webサイト:https://kiwa-group.co.jp/ristorante_mametora/

3件目. 京都牛懐石 稲吉

別で訪れたのは、鴨川沿いの先斗町に位置する京都牛懐石料理屋「稲吉」。

ワイワイと盛り上がる先斗町の中にありますが、一歩足を踏み入れると洗練されてゆったりとした空間が広がります。全体的にゴージャスな器に盛り付けがされ、京野菜や京都牛を中心とした境界石を楽しめます。

店名:京都牛懐石 稲吉
アクセス:京都市中京区先斗町通り 三条下る梅之木町150
Webサイト:https://inayoshi-cp.co.jp/

0X まとめ「不易流行」:ザ・ホテル青龍 京都清水の良かった点

  • 懐かしい×オシャレが融合したどこかノスタルジックな空間

  • 金を差し色にしたモノトーンベースの「ジャパンディ」なインテリア

  • ワーケーションにも最適なコーヒーがおいしいゲストラウンジ

  • 3メートルの天井高で優雅な時間を味わえるプライベートバス

  • 清水寺へ続く松原通りまで徒歩0秒という好立地

  • 可動式の壁掛けテレビ

  • 手ほどきを受けながら飲める本格派抹茶

2回目の「ホテル青龍」、2泊3日の贅沢な食の旅も心から大満足。

「不易流行」という言葉が個人的にはしっくりくる京都。長年に渡って人の心を掴み続ける文化や空気感を維持しつつ、少しずつ時代の変化に合ったエッセンスを取り入れているようにも見えました。

今回も、こんな素敵な時間と体験をプレゼントしてくれたパートナーには頭が上がりません。理想は、毎年1回は行きたいくらい大好きなホテルとエリアです。

最後にインルームでいただいた朝食

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文:ヤスダツバサ
Number X, Inc. CEO/DeeTeller, Inc. CCO。デザインコンサルティングファームのWebプロデューサー・プロジェクトマネージャー・グロースハッカーとして、東証一部上場企業のオウンドメディア/Webサイト/コンテンツ制作に従事。2018年からソフトバンク株式会社の広報本部にて、副編集長としてオウンドメディアのプロジェクト・マネジメントやグロースハック、編集に従事。

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