【レポート】強羅花壇「木の温もりと触れ合うラグジュアリーな和空間」 —ホテル体験レポートVol.06
「次の良い仕事を創る」ためにも「良いモノを五感で感じる」ことは必要。
今回訪れたのは、多くの温泉旅館が立ち並ぶ箱根エリアに位置する、日本古来の素材と現代的表現を併せ持つ温泉旅館「強羅花壇」。江戸時代からの由緒ある宮家の末裔である閑院宮載仁(かんいんのみやことひと)親王が、昭和5年に別邸を建てたとのこと。
パートナーの誕生日旅行ということで不慣れな運転を頑張り、「強羅花壇」に向かいました。
01 移動:小田原駅から車で約40分、頭文字D並みの急カーブの山道を切り抜ける。
「強羅花壇」は小田原駅から少し離れた山奥にあるため、交通の便も考慮してレンタカーで向かいました。頭文字Dのバトルも行われていた、神奈川県足柄下郡箱根町の曲がりくねった急カーブが乱立する山道を乗り切った先に門を構え、近くにはかの有名な温泉・スパ施設「箱根小涌園ユネッサン」があります。
02 チェックイン〜室内へ:ブラック&ブラウンな重厚感とヌケ感が共存した空間。
敷地の広さは、なんと約1万坪。その広大な空間にいるだけで開放感に満たされていきます(ただ、若干の緊張感)。
館内ロビーも広く、一切の窮屈感を感じさせません。
ロビーの先には、長々と奥行きのありすぎる天井高の柱廊。モダンな造りながら、木と大理石のバランスがいいのか、古臭さは一切なく、和のテイストをほどよく感じることができます。
03 客室へ:自然に囲まれ、木の温もりと香りに包まれた上質な和空間
今回選んだ客室は「離れ客室 名月」。20畳のベッドがある和室に加えて、鳥のさえずりが心地よい広々としたテラスや源泉かけ流しの露天風呂があるのが特長です。
正確な広さは分かりませんが、10〜20畳ほどのテラスと露天風呂は快適。籐(ラタン)素材のチェアが涼しい空間を演出します。室内には「スチームサウナ」が設置されているため、一人デトックスを楽しめました。
「KADAN SPA」というボディ&フェイシャルトリートメントを受けられる施設もあったので、エステ好きなパートナーがそこで癒やされている間、私はマッサージチェアに揺られて待っていました。
04 そして、夕食へ。:個室のプライベート空間で楽しむ「懐石料理 花壇」
宮家ゆかりの洋館の個室で味わうことができる、季節感溢れる「懐石料理 花壇」。窓から箱根の自然を楽しみながら、旬の素材を生かした懐石料理を堪能しました。
0X まとめ「花鳥風月」:強羅花壇の良かった点
日本が織りなす自然の美しさを堪能できる点でいうと、まさに「花鳥風月」。ラグジュアリーな隠れ宿とも言われているように、広い館内に比べて客室数が非常に少ないため、ほぼ他の宿泊客に出くわさずにノーストレスな時間を過ごすことができました。
客室の快適さやホスピタリティ、ご飯の美味しさも申し分なく、また機会があればぜひ訪れたい旅館のひとつです。
余談ですが、旅行をしていると一番頭を悩ませるのが「シャンプー&トリートメント」。大抵のホテル・旅館のモノは私の髪の毛に合わないのですが、「強羅花壇」がオリジナルで出しているシャンプー&トリートメントは人生で一番しっくりきました。
洗髪後も柔らかさとしっとり感を維持できて非常に気に入ったため、宿泊後から約1年半ほどリピート購入し続けています(笑)。
執筆:ヤスダツバサ(Number X)
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