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海外在住の日本人に聞く、世界のリアル

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物価や年収、職業、文化やイメージとのギャップ…… 海外に在住している日本人リサーチャー・ライターが「ちょっと気になるお金・物価・文化のリアル」を現地視点から紹介します。目指すは、…
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#一度は行きたいあの場所

【現地人が通うハワイ🌴おすすめグルメ】隠れ家的人気フードスポット・カフェ5選

世界的な観光地として人気の「ハワイ」。その最新情報やオススメスポットは、常に様々な雑誌やWebサイトなどで紹介されています。特に、ワイキキやアラモアナなどのエリア情報は、どんどん更新され続けていますよね。 そんな中、いわゆるWeb検索の「ハワイ オススメ ご飯」ではなかなか出てこない、隠れ家的人気店も多数存在しています。 今回は、ハワイのローカル(現地で生活する人たち)御用達の隠れ家的なフードスポットやカフェをこっそりご紹介したいと思います。 リゾートホテルが立ち並ぶワ

【現地人が通う台湾🇹🇼おすすめグルメ】日本からの来客を案内したいグルメスポット5選

豊かな自然を誇る台湾。食材が豊富なだけでなく、様々なルーツをもつ人々が暮らすため、バラエティに富んだ料理を楽しめます。外食文化が発達していることもあり、街のいたるところで屋台や食堂、レストランがひしめき合っています。 そんなグルメ天国なので、「どこで何を食べればいいのか」誰もが迷ってしまうはず。今回は、台湾在住ライターの私が日本からの来訪者をご案内する食堂やレストランを紹介したいと思います。 著名レストランはガイドブックやWebサイトなどで容易に調べられると思いますので、

【現地人が通うフランス🇫🇷おすすめグルメ】サスティナブルな美食の隠れ家レストラン3選(ミシュラングリーンスター獲得店)

「旅行する価値のある卓越した料理を求めて」 コロナ禍以降、フランスのレストランのトレンドとして、かつて星付きレストランで働いていた料理人たちが、郊外や田舎町で地産地消をコンセプトにしたお店を開く、という流れがあります。 今回は、パリから行ける田舎町にある、3軒のレストランをご紹介。車がないとアクセスが不便だけれども、足を運ぶ価値があり、新たな食文化を提案してくれます。いずれも宿泊施設併設で、「ミシュラングリーンスター」を獲得しています。 タイヤメーカーがグルメガイドを始

【現地人が通うインド🇮🇳おすすめグルメ】地元民御用達の名店5選(インド・デリー編)

皆さんこんにちは。今回も前回に引き続きインドにまつわる話をお届けします。 今回のテーマは「食」。 皆さんが現地に訪れたときに、必ず体験したいのが、その土地の歴史や文化を三感(視覚、味覚、嗅覚)で味わえる料理ですよね。私は、食事を「毎日与えられるエンターテインメントの一つ」だと認識しており、食事そのものだけでなく、旅先のいい思い出として、体験そのものを記憶に刻み込めるものと考えています。 「同じ釜の飯を食う」という言葉があるように、食事を共にすることは、人との距離も縮めま

【現地人に聞くオーストラリア🇦🇺事情】人間味や豊かな自然あふれる“稼げる国”。オーストラリアの文化や年収、物価事情

最大の都市シドニーまで、日本から飛行機で約8〜9時間。観光や留学、移住先として、日本人にも人気のオーストラリアは、世界各地からさまざまな人種が集う「マルチカルチャー(多国籍文化)」の国として知られています。 オーストラリアといえば、コアラやカンガルー、ウォンバットなど固有種の動物、グレートバリアリーフやエアーズロックといった雄大な自然、オージービーフや小麦といった農畜産物といった自然と動物のイメージではないでしょうか? しかし、1992年からシドニー五輪が開催された200

【現地人に聞くアメリカ・ニューヨーク(NY)🇺🇸事情】移民の街でニューヨーカーが生き続ける理由とは? 文化や物価、チップ事情を解説

Alicia Keysが歌う「Empire State of Mind」では、眠らない街、コンクリートジャングルといった歌詞で表現されるニューヨーク(NY)。しかしながら住む場所によって、その印象は大きく異なります。  私が暮らすブルックリンのパークスロープ地区は、ブラウンストーンと呼ばれる、1800年代後半に建築され、歴史的建造物に指定されているタウンハウスが立ち並ぶ、ブルックリンの中でも緑豊かな住宅地区。 マンハッタンのロウワーイーストサイドまで地下鉄で20分と近距離

【現地人に聞くイギリス🇬🇧事情】音楽、アート、ファッション…… 多彩な魅力を持つ、イギリスの文化、社会、物価事情

「イギリス」と聞いて思い浮かべるものは何でしょうか。 世界中から注目される王室やアフタヌーンティー 世界的な大都市ロンドン 緑豊かなカントリーサイド …… はたまた、ビートルズやパンク、ブリットポップを生み出した音楽シーン、気鋭のアートやファッション、もしくはシェイクスピアやハリー・ポッター、シャーロック・ホームズなどの文学・映画・英国ドラマかもしれません。いろいろな魅力をもつのがイギリスという国です。 私がロンドンに住み始めたのは1993年3月。14歳でイギリスのロック

【現地人に聞くドイツ🇩🇪事情】ルール愛が強いドイツ人の魅力とは? 文化や物価、働き方事情を解説

ドイツといえば、サッカーやビール、ソーセージ、お城……。 「みんな定時に帰り、1カ月バカンスに行く」と言われることが多いので、働きやすい国というイメージも強いかもしれません。 学生時代、ヨーロッパに憧れ、大学でドイツ語を選んだことをきっかけに大学卒業後に移住。もうすぐ在独歴10年になるわたしが、ドイツのイメージと現実についてお伝えします。 ※記事内のーとは1ユーロ165円で計算(2024年3月21日時点) 【文化編】几帳面って本当? 恋愛は? ドイツ生活のリアル「ドイ

【現地人に聞く台湾🇹🇼事情】思いやりとチャレンジ精神に溢れたコンビニ大国。台湾の文化や年収、不動産事情

ここ数年、人気旅行先ランキングでは必ず登場する台湾。日本からは飛行機で約3時間と近く、美しい自然景観はもちろん、おいしい食べ物に溢れ、フレンドリーで優しい人々が多いなど好意的な印象を抱いている人も多いはず。なかにはその魅力に惹きつけられ、台湾通いを続けるようになってしまったというファンも少なくありません。 近年はコロナ対策で迅速かつ徹底した対策が行なわれ、国民が一丸となってコロナ禍に向き合ったことでも話題になりました。特に、デジタル担当大臣のオードリ・タン(唐鳳)の活躍ぶり

【現地人に聞くスペイン🇪🇸事情】サッカーと家族の間で自由を愛すラテンの国。スペインの物価や年収、働き方事情

情熱の国、スペイン。 サッカーやフラメンコなど多彩な文化があり、観光産業が盛んな国です。 海外旅行先として人気なスペインですが、実際に住んでみるとどうなのか気になる人も多いはず。そこで本記事ではスペイン生活のリアルな実態をバルセロナ在住8年目の筆者が紹介します。 大企業の安定を捨ててスペイン移住したのは、サッカーチームで働く夢を捨てられないからスペインになんのゆかりもなかった私が、スペイン移住を決めたきっかけは「サッカー」。 「サッカーチームで働きたい」という夢を抱えな

【現地人に聞くイタリア🇮🇹事情】幸せに生きるコツを学べる? イタリアの食、バカンス、暮らしのお金事情

イタリアからボンジョルノ! イタリアと聞いて、思い浮かべるのはなんでしょう。パスタにアート、車、サッカー…… 日本でもよく知られた“イタリア”はたくさんありますよね。人気の観光地でもあり、訪れたことがある方も多いかもしれません。 「マンジャーレ・カンターレ・アモーレ(食べて、歌って、そして愛して)」の国イタリアは、なんだか陽気で楽しそうだけど、実際のところは、さてどうでしょうか。 気づけば在住20年余の筆者が、日々体験しているイタリアを食文化や働き方をベースにご紹介した

【現地人に聞くインド🇮🇳事情】急激な経済成長と変わらない文化が共存する国。インドの文化や年収、物価事情

ナマステ! 本日は人生観を変えてくれることで有名な「インド」という国についてお届けします。同じアジア圏にありながらも、東南アジアよりは遠く、イメージで語られることが多いインド。誰もがインドについて話すと、何かしら印象を持ち合わせていて、たくさんの逸話を共有してくれます。 「皆に知られていながらも、本当は知らないことが多い不思議な国」というのが、インドの正しい立ち位置でしょうか。私個人としては、インド現地の企業で働いていた経験、インドにおける拠点の立ち上げから、インド人の就

【現地人に聞く中国🇨🇳香港事情】香港人は本当にお金持ち!? デモとコロナを乗り越えた、香港の文化や年収、物価事情

素晴らしい夜景を誇り、煌びやかなイメージのある香港。 中華圏の文化を残しつつも、外資系ブランドや高層ホテルなどインターナショナルなエッセンスが入り混じる街は、独特の魅力を放ちます。 香港への突然の移住は私にとって、新たな冒険の始まりでした。まずは憧れのザ・ペニンシュラ香港で過ごした夢のような2週間。しかし、2019年にデモ活動が始まり、街は緊張感に包まれました。その後、コロナ禍が始まり、想像していた華やかな香港生活は遠くなりました。そんな香港での楽しみやお金事情を、私の経

【現地人に聞くハワイ🌴事情】正直、物価は高い! けど、それでも住みたいパワーがそこにある。ハワイの文化や年収、物価事情

太平洋の真ん中に位置し、日本から飛行機で7~8時間。日本人が考える海外旅行ディスティネーションとして、あまりに身近で、そしてこの地を愛してやまないリピーターも多い「ハワイ」。コロナ禍以前の2019年までは、毎年約150万人もの人たちが日本からハワイを訪れていました(2023年10月現在は、その数は以前の1/3程度となっていますが  ※1)。 ※1 ハワイ州産業経済開発観光局 パッと浮かぶのは、美しい海に太陽が眩しい常夏の楽園、というイメージでしょうか。癒やしの島、という表